ブルーベリー苗の鉢上げ ~鉢上げのポイントと土作り~

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前回のブログ「ブルーベリー苗 ~ポットの選び方~」の続き、

今回は「実際に鉢上げする際のポイント」です!/

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元のポットから苗を取り出すとき、根や土はどうするのか

ポットから取り出して、バケツに溜めた水に根鉢を漬けてください。根がほぐれやすくなります。
土はすべて落とす必要はなく、ほぐす過程で自然に落ちていく程度で。

 

草刈り鎌で根鉢の側面をけば立てるイメージで削ぎます。
そのあと、底を手で割って根を広げればOKです。

 

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どのような土を用意すればいいのか

 

ホームセンターのブルーベリー専用用土の説明書に従って準備しましょう。
その他、ピートモスや鹿沼土、ハスクチップ等を混ぜ合わせるのも一般的です。
排水性の良い土づくりを目指しましょう。
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排水性を良くするためには、ハスクチップでも鹿沼土でもパーライトでも何を使用しても良いです。
なお、スリット鉢なら排水性が良いので底石は不要です。

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ブルーベリー苗はどのような土を好む?

ブルーベリーは酸性土壌を好みます。
ハイブッシュ系であれば、PH4.5程度、ラビットアイ系ではPH5~5.5で良いです。

排水性・通気性のよい土で栽培してください。
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地植えの場合と、ポット栽培の場合では使用する土は異なる?

地植えの場合は、水や栄養分が不足すると吸収できるように根を伸ばして成長しますが、ポットは根の成長範囲が限られます。
そのことから特に鉢植え栽培では通気性・排水性の良い土を使うようにしてください。
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オーシャン貿易の農場では、どのような土を使ってる?

オーシャン貿易の農園では、酸度未調整のピートモス(20-40mm)とハスクチップ3S等を混ぜて使用しています。

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土作りの際に使用するおススメの資材はありますか?

ピートモスは乾くと水をはじく性質があります。水やりをしても水をはじき、中心に水が吸収されず、ポットと根鉢の側面の間に流れていってしまうことが懸念されます。

その様な状況を防ぐためにサチュライド(透水剤)の使用がお勧めです。
鉢の上から散布も可能ですが、鉢上げ時に用土に混用するのも良いでしょう。

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家庭園芸など少量の鉢上げの場合は「まくだけで水やり半分」、
農業経営者様など圃場を管理されている大規模な場合は「サチュライド20Kg」をおススメします。

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ポットへ移し替える際の注意点

苗の根鉢を包み込むように新しい土を入れ、しっかりと上から押さえてください。
最後に水やりをし(鉢の底から水が出てくるのを目安)、鉢全体をなじませてください。

 

 

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花芽について

まずは樹が成長することを優先させるため、2年生の苗については、花芽は採ることをお勧めします。
樹の状態によりますが、いきなり果実を成らせるとその後の育成が遅れることが懸念されます。

3年生の苗であれば味見程度に花芽を残してもいいですが、やはり木の状態次第なのであくまで目安です。
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鉢上げ後の管理について

適度な水やりと施肥を行います。肥料の使用方法は説明書きに従って使用してください。

除草は必要です。水やり時等の際に病害虫がいないか注意してください。
発見次第、除去するか薬剤の使用を検討してください。